棒銀戦法の攻め方。矢倉囲いを急戦でふっとばす!

棒銀戦法と言えば将棋初心者におすすめされる戦法の筆頭ですよね!

理由は他の戦法に比べ攻めがわかりやすくて決まったときの破壊力が抜群!しかもその攻め方は他の戦法にも応用できるので覚えておいて損がない戦法だからです。

僕も棒銀推しです。

というわけで今回は僕の将棋ウォーズの実戦から、速攻棒銀で矢倉囲いを速攻で攻めつぶした将棋を紹介します。

			
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基本は銀をズンズン進める

では早速棋譜を追いながら解説します。先手が僕で後手が相手の方。ちなみにウォーズは10分切れ負けです。

初手から、▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀 △6二銀▲2六歩 △3二銀 ▲2五歩 △3三銀で1図。

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互いに矢倉囲いの屋根の部分、銀で飛車先の交換を防ぎます。矢倉戦法の基本ですね。

先手の▲2五歩がちょっと早い感じがしますが、さっさと突く方が紛れが少ないので急戦でいくなら早い段階で決めたほうが良いと思います。

ここから先手は右の銀をどんどん繰り出していきます。

 

1図以下、▲3八銀 △4四歩▲2七銀 △3二金 ▲2六銀で2図。

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先手の▲3八銀~▲2七銀~▲2六銀が棒銀を明示した手です。

棒銀のメリットは銀を素早く動かすことで速攻の形を作りやすいこと。デメリットは攻めが失敗した場合、この銀が攻めにも受けにも参加しない遊び駒になることです。

中途半端に銀が盤上に残るパターンが一番マズイです。相手にただで取られたほうが「取るまでに手数を掛けてもらった」という考えが出来る分まだマシです。

先手は居玉なのでさすがにまだ仕掛けないですが、後手の動き次第では仕掛けが成立する場合があります。後手としては変な動きをしないよう気を使う局面です。

 

2図以下、△3一角 ▲5六歩 △5四歩▲7八金 △5三銀 で3図。

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△3一角は棒銀に対応した手です。角は頭が弱点なので、その弱点を攻められる前に棒銀の攻めから遠ざかる意味があります。

▲5六歩は何かのときに▲6六銀~▲5五歩を狙ったもので、▲7八金は8筋方面の守りを強化した手。攻める前に最低限この金は上がっておきたいところです。

 

3図以下、▲1五銀 △4二角 ▲7九角 △5二金▲6九玉 △4三金右で4図。

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▲1五銀でいよいよ攻めを見せます。

後手の△4二角は2四の地点に効きを足す受けで、このまま▲2四歩と攻めても先手は2筋を突破出来ず失敗します。この△4二角は棒銀対策の基本とも言える手です。

▲7九角は2四の地点に利きを足した手で、△4二角と受けたところに更に攻めの圧力を掛けて何としても2筋突破を目指した手です。

▲6九玉で先手は居玉を解消し、後手は△4三金右で矢倉囲いの外壁を完成させました。先手は▲1五銀と出た以上攻めるしかありません。というわけで早速仕掛けます!

 

4図以下、▲2四歩 △同 歩 ▲同 銀 △同 銀▲同 角 △同 角 ▲同 飛 △2三歩 ▲2八飛 △4二玉で5図。

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▲2四歩から駒を総交換後、先手が▲2八飛と飛車を引き上げた手に後手が△4二玉と居玉を解消したところです。

よく定跡書などでは「攻めの銀と守りの銀を交換できれば棒銀側が有利」と書かれる事が多いですが、それだけで勝負が決まるほど将棋は簡単ではありません。むしろここからいかに優位を拡大できるかが重要です。

 

敵陣を乱す

5図以下、▲2二歩△同 金で6図。

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▲2二歩が後手陣を崩す第一歩。放っておくと桂馬を取られる上にと金まで作られるので金でとりますが、それが先手の狙い筋。

△2二金の形が悪いのでその間に先手は猛攻を仕掛けます。逆に言うと先手はここで攻めを決めないと玉の位置が6九なのでカウンターがめちゃくちゃ厳しくなってしまいます。

攻めると決めたら一気に攻めましょう。

 

6図以下、▲6一角 △7二銀 ▲3一銀 △同 玉▲4三角成 △4二銀▲2三飛成で7図。

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▲6一角は次に▲8三銀と打ち込んで飛車を捕獲する手を狙うと同時に▲4三角成とする手も狙ってます。

後手は飛車を渡すとさすがに厳しいので△7二銀で催促しますが、そこで▲3一銀の王手金取りが厳しい。△4二玉2二金型をうまく突いて攻めることができました。

▲2三飛成と突っ込んだ7図は△同金と取ると▲3二金で詰みとなります。

 

7図以下、△4三銀 ▲同 龍 △4二銀▲5二龍 △4一角で8図。

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8図では▲6二竜として次に▲4三銀(▲4二竜の詰めろ)を狙うのもあったと思いますが対局中は気付きませんでした。むしろ本譜よりもそっちの方が良かったかも。やりすぎ?

 

必至を狙う

8図以下、▲同 龍 △同 玉 ▲7一角 △9二飛▲4四角成 △4三歩で9図。

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龍をぶった切ってからの▲7一角~▲4四角成。これは将来▲2二馬と金を取って次に▲6二金で必至形を作る構想ですが、後手にうまく対応されたらちょっと怪しくなっていたかもしれません。

 

9図以下、▲5二銀 △同 玉 ▲6二金 △4一玉▲2二馬で投了図。

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投了図は必至本で取り上げられることもある必至の基本形です。▲3二金と▲5二金の2つの詰みがあり先手玉は詰みません。よって投了やむなしです。

実は▲5二銀では△同玉ではなく△3二玉とされたら先手ちょっと困ると思っていましたが、切れ負け将棋なので勢い重視かつ「銀を取ってくれ!」という願いを込めて指しました(笑)

切れ負け将棋はこういう気合が重要となる場面があるのでそこが面白い部分でもありますね。

 

3つのポイント

いかがでしたでしょうか?

自分でもちょっとビックリするくらい出来すぎた手順だと思いますが、棒銀からの速攻がうまく決まって後手の矢倉囲いを跡形も無く吹っ飛ばす事が出来ました。

 

今回の重要なポイントは3つ。

1.△4二角には▲7九角として利きを足す

2.▲2二歩で後手の陣形を乱す

3.攻めると決めたら一気に攻める!

 

今回銀交換後は▲2二歩から陣形を乱して攻めましたが、端歩を突いて端からちょっかいを出していく場合もあります。組み合わせで色々な攻めパターンがあるので、いくつか覚えておくと棒銀が更に面白くなります。

これを機にあなたも棒銀で矢倉をぶっとばそう!


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