角交換四間飛車対策で4七銀型に組むときの注意点

角交換四間飛車の対策として有力な▲4七銀型
攻めにも守りにも万能な構えなので、うまく組めれば五角以上に戦うことが可能です。

ただ、組むまでに気をつけなきゃいけない点があり、うっかりすると不利になってしまうことがあります。

今回はそんな事態にならないよう、▲4七銀型に組む際の注意点を紹介します!

			
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▲5八金右として△8二玉に▲4六歩

角交換四間飛車対策として▲4七銀型が有効なのは前回の記事で紹介しましたね。

なぜ有効なのかざっくり言うと、逆棒銀の筋を防ぐことができ、振り飛車に簡単に理想形を組ませないためです。

詳しくは【角交換四間飛車対策】逆棒銀は▲4七銀型で受けるをご覧ください。

 

で、先ほどから言っている▲4七銀型に組むときに気をつけて欲しいポイントがこちら。

 

「▲5八金右として△8二玉の瞬間に▲4六歩と突く」です。

 

なぜこの手順じゃないとダメなのか?

そこらへんの理由を紹介しますね。

 

4筋からの仕掛けを防ぐ

▲4六歩とすると振り飛車側から△4四歩~△4五歩と4筋から仕掛ける変化が発生します。居飛車としては▲4六歩と突くからにはその仕掛けに対応する必要があります。

仕掛けられてすぐ不利になるというわけではないのですが、余計な変化は避けたいのが本音。

では早速、手順を見ながら説明しますね!

 

初手から▲7六歩△3四歩▲2六歩△4二飛▲4八銀△6二玉▲6八玉△8八角成▲同銀△7二玉▲2五歩△2二銀▲7八玉△3三銀で1図。

2015-05-03a

 

後手が△3三銀として向かい飛車に構える準備をしたところです。

▲4七銀型に組むには▲4六歩と▲4七銀の2手が必要なので、向かい飛車に構えられてから▲4六歩としても手が間に合わず△2四歩と仕掛けられてしまいます。

なので1図の局面ですぐ▲4六歩と突きたくなりますが、この瞬間に△4四歩~△4五歩と仕掛けられてしまいます。

△4四歩▲4七銀△4五歩▲同歩△同飛▲4六歩△4二飛で飛車を引かせることが出来ますが、相手に無条件で歩を交換されるのが不満です。

 

この仕掛けに対応する手が▲5八金右です。対する後手の指し手は色々ありますが、普通は△8二玉と玉の囲いを優先させるところ。

そしてこの△8二玉を見てから▲4六歩と突きます。

1図以下、▲5八金右△8二玉▲4六歩で2図。

2015-05-03b

 

ここでも後手からの△4四歩▲4七銀△4五歩▲同歩△同飛という仕掛けが気になりますが、次の一手で先手が優勢になります。

その次の一手とは・・・

 

▲3六角です。

 

2図以下、△4四歩▲4七銀△4五歩▲同歩△同飛▲3六角で3図。

2015-05-03c

 

この角打ちは飛車取りを狙いながら、遠く6三の地点に角成りを狙っています。

6三の地点は後手玉が△8二に寄ったことで生じた隙で、7二の地点のままならこの仕掛けはありませんでした。この隙を狙うために△8二玉を待ったというわけです。

▲5八金右とした理由は4七の銀に紐をつけつつ後手の飛車筋から逃げるためです。

もし金が4九のままだと▲3六角に対し飛車を縦に逃げたとき、▲6三角成に△4七飛成と銀を取られて龍まで作られてしまいます。しかも次に金取りの先手にもなっています。

この筋を防ぐために金を上がったんですね。

 

3図以下、△6五飛▲5六銀△6四飛▲6八飛で4図。

2015-05-03d

 

縦に飛車を逃げると馬を作られてしまうので△6五飛として飛車取りから逃げつつ角成りを受けますが、いかにも不安定な飛車ですよね。

先手はこの飛車を狙いながらさらに優位を拡大していきます。

後手は飛車取りと角成りを防ぎつつ飛車を逃げるも▲6八飛が痛い。4一の金が浮いているところを狙われてしまいました。

 

4図以下、△4二歩▲5五銀△6五飛▲6六銀△6四飛▲7五銀で5図。

2015-05-03e

4図以下は一例ですが、後手の飛車が明らかに狭くて使いづらそうです。

 

まとめ

では、最後にまとめますね。

▲5八金右で銀に紐をつけると同時に金が後手の飛車筋からそれること。△8二玉を待って6四の地点に利きがなくなってから▲4六歩と突くこと。

そして、後手からの4筋交換には▲3六角のカウンター!

 

以上が▲4七銀に組むまでに注意して欲しいポイントです。

細かい変化は色々ありますが、この変化は角交換四間飛車対策においては基本なのでしっかりマスターしておきましょう。

ちなみに今回は▲5八金右に後手が△8二玉とする手順を紹介しましたが、△5二金左だと今回紹介した反撃は使えません。この場合の対策法も考えてみたので、そちらも是非ご覧ください。

⇒【角交換四間飛車対策】▲5八金右に△5二金左ならどうなるの?

参考書籍:「角交換四間飛車破り 必勝ガイド」


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3件のコメント

  • うみみ

    82玉に変えて52金だとどうなりますか?

    • ふみたん

      うみみさん、初めまして!
      玉を寄る前に△5二金左とした場合ですね。

      ここで▲4六歩は△4四歩~△4五歩で歩を交換されてしまいます。
      6三の地点に利きがあるので▲3六角の反撃ができません。

      この場合、▲3六歩としてから▲4六歩とするのをおススメします。

      でも▲3六歩~▲4六歩とすれば、△4四歩には▲3七桂で4筋の歩交換を防ぐ事が出来ます。
      あえて▲4六歩とせずに駒組みを進める手もあります。このあたりは好きなのを選んでください。

      後手は自ら△3二金とする変化や一段金のまま戦いを起こす急戦の変化を消しているので、展開としては互いにガッチリ組んでからの持久戦が予想されます。

      また、後手は向かい飛車に転じると常に▲3一角と打ち込まれる筋が生じるので、居飛車としてはそのあたりを狙いながら駒組みを進めるのが良いかと思います。

  • ふくおか

    58金右に22飛だとどうするの??

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