「禁断のオッサン流振り飛車破り」がめっちゃ使える!

最近新しい将棋の本を買いました。まぁ、いわゆる定跡書というやつです。

「禁断のオッサン流振り飛車破り」という本なのですが、タイトルがもう面白すぎます。書店で思わず「ちょ、ふざけてんじゃないのww」って言ってしまいましたから。

今回はこの本の紹介と僕の感想・評価を紹介します。

			
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ざっくり内容紹介

禁断のオッサン流振り飛車破り (マイナビ将棋BOOKS)

内容はゴキゲン中飛車、四間飛車美濃囲い、四間飛車穴熊、石田流三間飛車をプロではあまり指されることのないB級戦法でボコボコにしていくものとなっています。

B級戦法と言っても奇襲戦法のようにハメ手を狙ったものでなく、プロの将棋でも指されたことのある本格的な戦法です。あくまでメジャーでないだけでどれも有力な振り飛車対策です。

 

あとはオッサンによる自虐ネタ。

解説手順に「ほぉ~」って関心するよりもこの自虐ネタで「クスッ」とすることの方が多いんじゃないか?というくらいちりばめられてます。

とくにまえがきは面白かった。本書で一番印象に残ってるかもしれない(笑)

ほかの棋書の著者さんもこんな感じで面白く書いてくれればなぁー。新たな将棋ファン獲得につながる...かもしれません。

 

では続いて本書で紹介されている戦法を紹介しますね。

 

盛り上がり戦法

ゴキゲン中飛車に対する戦法で、銀2枚をズンズンと中央へ進めて盛り上がっていく指し方が特徴の戦法です。

2016-06-18a

こんな感じで中央を制圧するのが理想。

銀2枚を中央へ繰り出すので囲いが薄くなりがちかと思いきや、展開によっては穴熊に囲うという欲張りな一面もあります。オッサン流は欲張りなんですかね?

 

ただ、この戦法、序盤が通常のゴキゲン中飛車対策と違い▲2五歩を決めずに▲6八玉と上がります。

2016-06-18e

ここで後手が△5二飛~△5五歩としてくれればいいのですが、△8八角成として角交換振り飛車にしたり△4四歩からウソ矢倉にする変化が気になります。

ま、これらの変化に持ち込む相手は少数だと思いますが、とりあえずやられたときの対策は用意しておいたほうが無難です。

 

鳥刺し戦法

鳥刺しは後手番で用いる戦法で、角道を開けずに引き角と中央から繰り出した左銀を使って攻めていきます。

この鳥刺しで先手四間飛車を攻略していきます。

2016-06-18b

図は後手が△7五歩と仕掛けたところ。囲いもそこそこに速攻で仕掛け、低い陣形を活かしてガンガン攻めるのが特徴です。

気が短いオッサン...いえ、急戦調の将棋が好みの人はきっと指してて楽しいと感じる戦法だと思います。

また、鳥刺しは基本的には後手番での戦法ですが先手番でも一応可能です。その先手番での指し方も実戦を元に解説しています。

 

ホラ囲い

本ではホラ囲いという名称を使っていますが、ミレニアムやトーチカと呼ばれることもあります。

玉を8九の地点に配置させ振り飛車の角筋から逃れつつ、それでいて堅い陣形を築くというこれまた欲張りな囲いです。

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桂馬が跳ねている。玉の位置が8九。

この2点で穴熊よりも端攻めがしやすいというメリットがあり、本書ではそのメリットを最大限に活かして端攻めで四間飛車穴熊を攻略する順が解説されています。

相穴熊を解説した本はたくさん出ていますが、ホラ囲いVS振り飛車穴熊は多分本書くらいのものだと思うので、知らない相手はきっと対応に困ることでしょう。

 

ただ、本書で解説しているホラ囲いは対穴熊だけです。美濃囲いは扱ってないのでそこは注意です。

まぁ、美濃囲いにしてきても対穴熊の手順を応用すればなんとかなると思いますし、通常の居飛車穴熊にするという選択もあるので別に困らないと思います。

 

棒金戦法

棒金と言えば石田流三間飛車に対する有力な手段として有名ですね。

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銀ではなく金を繰り出すので守りが薄くなりますが、そんなもの押さえ込む事が出来れば問題ナッシング!

ただ個人的に気になる点があります。

石田流三間飛車を解説した本には棒金対策が紹介されている事が多いので、この棒金に関しては本書で扱っている他の振り飛車対策に比べ相手が対策をしっかり用意している可能性が高いということです。

 

でもこの問題点はあまり僕には関係ないかも。

なぜなら僕は2手目△8四歩とする居飛車党なので石田流を相手にすることがほとんど無いからです。石田流にするには後手が2手目に△3四歩とする必要がありますからね。

そのかわり先手中飛車に遭遇する事が多く、いつも餌食になってます(苦笑)

本書の棒金の章を先手中飛車対策にしてくれれば2手目△8四歩とする僕にとってはかなりマッチしていたはずです。

 

評価・感想

紹介している戦法のどれもが即戦力で使えるだけでなく、マイナー戦法ということもあって相手が対策をしていない可能性があるので、本書で学べば序盤を優位に進めることが期待できます。

実際僕も四間飛車相手に本書で紹介されてる鳥刺しで勝つ事が出来ました。

もちろん負けた将棋もあります。でもそれは僕の終盤力の弱さが原因で負けたわけであって序盤はうまく指せていました(多分w)

 

ゴキ中には超速、ノーマル四間飛車には居飛車穴熊、石田流には△1四歩からの相振りか左美濃という対策が有力視されていますが、相手もそれが有力だと知っている以上念入りに対策しているはずです。

研究合戦が悪いとは思わないですが、忙しい日々を送り将棋に使える時間が限られるアマチュアとなると定跡の勉強だけに時間を使えないのも事実です。

詰将棋などの終盤強化の勉強もありますしね。

 

極端な話ノーマル四間飛車とゴキゲン中飛車、石田流三間飛車の対策は本書だけで済ますことが可能なので、「序盤の勉強少なくしてぇぇ!」と考えている居飛車党には本書が強力な武器になるはずです。

僕にとっては対振り飛車本の中で今のところ実用度ナンバーワンとも言える本です。

⇒「オッサン流振り飛車破り」はこちら!


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