高橋道雄さんの数ある将棋本の中で、個人的に名著だと思うのがこれ。
「5手詰将棋」です。
って、名著って言ってるけど、高橋さんの本を全部読んだわけじゃないから比較もなにもできてないんだけどね(笑)
5手詰将棋の特徴
5手詰将棋というタイトルの通り、5手詰めの問題を多数取り扱ってます。
その数、なんと202問!
この数は現在販売されている詰将棋本の中でも比較的多いほうかと思います。
![]() |
で、この本の最大の特徴が実戦に現れそうな問題ばかりだということ。
詰将棋って相手玉が右上にあるのが一般的なんですね。なぜそうなのかは分かりませんが、ほとんどの詰将棋はそうなってることが多いです。
ただねー、実戦で右上に相手玉があるという状況は対居飛車の将棋です。
相手が居飛車なら右上に相手玉が配置された詰将棋は効果的かと思うのですが、相手が振り飛車の場合は左上に玉が配置されることになります。
また、実戦は玉を囲う暇なく戦いが起こる場合もあるので、居玉に近い状態ということもありえます。
普段からそういう形の詰将棋を解いておけば慣れるのでしょうが、解いてないと戸惑ってしまうことがあるかもしれません。
駒の配置が左右対称でほぼ同じであったとしても、相手玉が右か左かでは感覚がちょっとおかしくなるんですよね。
角と飛車の初期配置を逆にしてみてください。
かなり違和感感じるかと思います。それと似たような感じです。
そこで役立つのがこの5手詰将棋で、右上の配置だけでなく左上や居玉形の問題が多数掲載されています。
しかも囲いが少し崩された状態の問題が多く、まさに実戦の終盤に現れそうな局面ばかりです。
なので、この本は実戦の終盤力をアップさせるのにかなり効果的だと僕は思うわけです。
実際に終盤力を向上させるには詰将棋だけでなく、必至問題や囲い崩しの手筋を覚える必要があるのでこの本だけで十分ということはないですが、時間がなくて全てをカバーできないというのであればまずこの本からやるのがおススメです。
難易度的にもそんなに難しくないので、3手詰めの次に取り組む初めての5手詰としてもおススメです。
ちなみに僕はこの本を普通に解くだけじゃ飽き足らず、逆さにして詰まされる側の視点で解くということもしています。
逆さにするだけで普段解けた問題が急に解けなくなるから不思議です。
コメント