居飛車党が最低限覚えるべき戦法

戦法選び

居飛車党って覚える戦法が多いって言いますよね。将棋を始めたばかりの初心者さんもどこかで聞いたことあるかと思います。

これ聞いて「居飛車は覚える戦法が多いから振り飛車にしよう」と感じる方もいるかもしれませんが、「いや、だからこそ様々な戦法を楽しめる!」と前向きに居飛車党への道を歩む人もいると思います。

今回はそんな前向きな居飛車党を目指すあなたに向けて、居飛車党が最低限覚えるべき戦法を紹介します。振り飛車党はスルーしてもいいですよ(笑)

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絶対に抑えるべき戦法

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最低限覚えるべき戦法は指し方や戦略によってまちまちなので一概に「コレだ!」は言えません。あくまで僕個人の考えということを前提で読んでくださいね。

居飛車で指す場合、戦型は相居飛車か対振り飛車(対抗型)の2つになります。相振り飛車はこちらが飛車を振らない限りなりません。なので相振り飛車は覚えるべき戦法からははずれます。

必要なのは「相居飛車」と「対振り飛車」の2つというわけですね。

その中でも相居飛車は角換わり対振り飛車は美濃崩しを最低限抑える必要があります。

 

相居飛車は角換わり

相居飛車は基本的に相手の注文に応じて初めて成立する戦法が多いです。横歩取りや相掛かりなんかはまさにそう。そういう戦法は対策に自信がなければ避ける事が可能です。

なので「横歩取りや相掛かりは真っ先に覚えるべきか?」と問われたら「いいえ」となります。(あくまで他の相居飛車戦との誘導のされやすさを比較した場合)

しかし、角換わりに関しては相手が手損を気にせずにいきなり角交換してきたらその時点で成立します。

こちらが拒否したくても相手がそれを許さないという指し方が可能なので、角換わりは最低限対策が必要となります。

プロ間で角換わりと言えば腰掛け銀がほとんどですが、正直かなり難しいので最初は棒銀から入るとわかりやすいでしょう。一手損角換わりに対しても使えるのでおススメです。

 

ちなみに絶対に角道を開けないというのであれば角換わりは回避可能です。角道がお互いに開いていないと角交換は出来ないですからね。

しかし、それだと相手の飛車先交換を封じる事が難しくなり、相掛かりのような力戦系の将棋になることが予想されます。それはそれで一局です。

 

対振り飛車は美濃崩し

対振り飛車の戦法選びは正直言って難しいです。

なぜなら相居飛車と違ってこちらは相手の戦法を避けることが出来ないからです。

相手が飛車を振ればそれで居飛車対振り飛車の対抗型が確定しますし、飛車を振る場所も角を交換するかしないかも振り飛車に選択権があります。

 

ただ、全ての振り飛車に共通する事があります。

それは、囲いがほとんど美濃囲いということです。穴熊もありますが基本的に振り飛車の囲いは美濃囲いがほとんど。

 

振り飛車を指しこなす=美濃囲いと同棲生活

 

という方程式が成り立つくらい振り飛車と美濃囲いは関係性が深いです。なので美濃崩しを覚えておけば様々な振り飛車の終盤戦に対応しやすくなります。

定跡の知識の差で序中盤は苦しい展開になるかもしれませんが、様々な振り飛車対策をカバーするよりも美濃崩しから覚えるほうが費用対効果の面で優れているはずです。

美濃崩しをある程度覚えたらこれまでの経験から遭遇しやすい振り飛車を中心に序盤の対策をしたり穴熊崩しを学べばいいでしょう。

 

まとめ

では最後にまとめますね!

居飛車党が最低限覚えるべき戦法、それは・・・

 

相居飛車⇒角換わり

対抗型⇒美濃崩し(戦法じゃねぇw)

 

対抗型に関しては居飛車側から振り飛車の作戦(飛車を振る場所や角交換の有無)を指定することは難しいので、共通することの多い美濃崩しの手筋を覚えることから入るのをおススメします。

相居飛車は避けるのが難しいという理由で角換わりを優先としていますが矢倉も遭遇率高めです。似たような指し方で知識を共有したいなら角換わりでも矢倉でも棒銀で挑むのがおススメです。

横歩取りと相掛かりは余裕が出てきたら挑戦しましょう。

 

あと、この記事とは別に居飛車で序盤の勉強を限りなく少なくする指し方を紹介した記事があります。そちらも是非参考にしてみてください。

居飛車で序盤の勉強を限りなく最小限にする指し方【先手編】

居飛車で序盤の勉強を限りなく最小限にする指し方【後手編】

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