今回から僕の自戦記を載せていきたいと思います。
理由はブログで自戦記を紹介することで自分が指した将棋を振り返りることになるので、棋力アップになると感じたからです。
うん、我ながら向上心あるね!(自分で言うなよ)
あと解説のほうはあまり期待しないでください。
現在将棋倶楽部24で12級の僕の読みは穴だらけだと思うので。
まぁ、色々気になる点はあるかと思いますが、温かい目で見てやってください!
というわけで早速第1回目の自戦記解説始まり始まりーー。
先手石田流対後手居飛車△4二玉型
将棋倶楽部24「11級~」タブでの将棋。相手の方が先手で僕が後手です。
▲7六歩△3四歩▲7五歩△6二玉▲6六歩△8四歩▲7八飛△8五歩で1図。
1図
先手石田流対後手居飛車4二玉型のよくある出だしです。
石田流対策はやっていませんが、とりあえず囲えばなんとかなるだろうということでこの形を採用。序盤は穏便にやり過ごすして囲い構築に励むのが僕の棋風です。
ここで普通は後手の飛車先交換を防ぐため先手は▲7六飛と浮いて飛車の横利きで受けるのですが、相手の方はなんと▲7四歩といきなり仕掛けてきました。
△同歩とするか悩みましたが、そうすると▲同飛~▲3四飛で歩を取られるのが気になります。
一応▲同飛には△4四歩で3四の歩が取られるのを防ぐことが出来ますが、角道が止まってしまうのが不満。
先手はその後▲7六飛車と引けば後手からの飛車先交換を受けつつ自分だけ飛車先交換できるので、これは先手満足な序盤です。
「そんなのは許せねぇっ!」
というわけで△6二銀とすることに。
1図以下、▲7四歩△6二銀▲7三歩成△同銀▲7六飛△3二玉で2図。
2図
先手は飛車を石田流の構えの位置に引き、後手の僕はせっせと玉を安全な場所まで移動。
やっぱり玉の安全度は重要ですからね。
戦いが起こりそうな6筋や7筋からは遠ざけたくなります。
この時点で玉の安全度は後手が勝るので、戦いが起こるならこのタイミングがいいと感じていました。
2図以下、▲7八金△6四銀▲6五歩で3図。
3図
先手は銀取りと同時に角交換を狙いにきました。
しかし、ここはタイミングが悪いと思います。なぜなら先手は居玉だから。
居玉だと何かと流れ弾に当たりやすいので、せめて3八玉までは囲ってから開戦したほうがよかったと思います。
ただ、2図の局面で▲4八玉と囲いにいくと△6四銀~△7五歩で飛車角を押さえ込まれてしまうので、乱戦に持ち込む意味で開戦は仕方ないかなと思います。
ということはこの時点で後手の方が指しやすいということでしょうか?
僕の棋力ではそこまでわかりませんが、僕自身は玉が安定している分強い戦いができるのが大きいと対局中に感じていました。
3図以下、△同銀▲2二角成△同銀▲3六飛△3三銀で4図。
4図
先手が美濃囲いを完成させていれば互角の局面でしょうが、居玉なので後手がちょっと有利の局面。(だと思っている)
ここで△4八玉と囲いに行くかと思いきや、先手は予想もしない手を指してきました。
4図以下、▲8八銀△4五角▲6七歩△3六角▲同歩で5図。
5図
先手の▲8八銀はおそらくうっかりだと思います。
銀が上がったことにより7八の金への利きがなくなりました。
そうなると打ってみたくなるのが△4五角の飛車金両取り。
善悪はわかりませんが、こういうのを見ると打ちたくなります(笑)
ただ、相手の陣地には飛車打ちの隙はないのに対し、こちらは飛車のコビンが開いています。角で飛車を狙われる展開にならないよう注意が必要です。
5図以下、△7二飛▲7七桂△7六銀▲8三角で6図。
6図
やはり角がきましたね。
ここでは△6七銀成も浮かびましたが、その後の順を読みきれず断念。
局後に検討したところ、△6七銀成▲7二角成△同金▲6七金△8九飛▲7九銀打△7八歩(7図)で後手がやれたと思います。
7図
ただね、そこまで読めるわけねーっつーの!
というわけで6図以下、△8九飛▲7九角△7一飛▲5八玉△5二金右▲6八角△7三飛▲5六角成△5四歩で8図。
8図
正直ここらへんはどう指せばいいのかわかりませんでした。中盤って難しいですね。
ちなみに最後の△5四歩は持ち駒に金が入ったとき、5五に金を打ち込んで馬を殺す手を狙っています。
これだけはちゃんと考えていましたよ、ええ(笑)
8図以下、▲7九金△同飛▲同角△5五金▲6八角△5六金▲同歩で9図。
9図
ちゃんと考えたからでしょうか?飛車を切って馬を殺すという僕が考えていた展開になりました。
後手は飛車を成りこめば勝勢になりそうなので、そうはさせないと先手は7七の地点を銀と角で守っています。
7七の地点の勢力は2対2なので、こちらの攻めは通じません。
こちらの駒を1枚足すか、相手の守り駒を消す必要があります。
というわけで9図以降はその守りを消しにかかります。
9図以下、△2四角▲同角△同歩▲8二飛△7七銀成▲5三金△8八銀成▲4八玉△7八飛成で10図。
10図
なんやかんやあって攻めあいになりました。
しかし、この攻め合いはこちらに分があります。
玉の安全度が違いすぎますからね!
持ち駒の数もこちらは角・銀・桂と豊富なのに対し相手は角1枚だけ。
まぁ、8二の飛車と5三の金がかなりウザイですが、2三のスペースに玉が逃げればなんとか大丈夫だろうと考えていました。
とはいえ指しているときは持ち時間が少なく、秒に追われるなかだったのでかなりドキドキしたけど(笑)
その後は竜の利きを活かして攻めつつ、相手の攻めを切らして勝利!
なんと投了図は王手飛車取りという珍しい形になりました。
投了図
先手が▲6六歩と角道を止めたので玉をしっかり囲いあってからの持久戦になるかと思いきや、いきなりの▲7四歩で急な流れになったのはおどろきましたね。
石田流側は角道を止めたら無理して急戦を仕掛けるのではなく、本組みや7七角型に組むなどしてじっくりした形を目指したほうが良いと感じた一局でした。
そのほうが居飛車側は手が出しづらくなるはずです。
あと、やっぱり「居玉は避けよ」ですよね。
今回の先手は玉が危険な状態のまま戦いが始まったのが敗因でしょう。
せめて先手玉が3八の地点にあればもう少し長い将棋になっていたかと思います。
そうそう、フラ盤のほうも用意したので、こちらも是非見てみてください^^
「この局面はこう指した方が良い」というのがあれば、気軽にコメント欄に書いてってくださいねーー。
(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)
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