どうも、ふみたんです。
序盤はなるべく穏便に済ませてちゃんと囲ってから戦いたい棋風の僕。
序盤から華々しく飛車角乱舞したり桂馬がポーンと跳ねるのは見るぶんにはいいですが、実際指すとなるとすごく神経を使いますし何より難しくて理解に苦しみます。
横歩取りや最近流行の角換わりは特にその傾向が強く、一応居飛車党を名乗ってはいますけど正直言って避けたい戦型です。
ぶっちゃけ対抗型が好きなので、その戦型になれば居飛車振り飛車どちらを持ってもいいというタイプなんですね。
なので僕の序盤は穏便にしつつ好きな対抗型になりやすいような駒組みになるようにしています。そして指す戦法や戦型もまずはしっかり玉を囲えるかどうかを基準に選んでいます。
自分で言うのもなんですが、この指し方なら序盤から乱戦になることは少なくじっくりした展開になりやすいので初心者にもオススメだと思います。
まぁ、序盤の指し方や戦法選びは実際指して好みで選ぶのが一番なので真似しろとは言わないですよ。しかし乱戦を避けつつじっくり序盤を進めたいと言う人は今回の記事はきっと参考になると思います。
というわけで今回から3回にわたり、僕の私見だらけな序盤の指し方と戦法選びについて紹介します!
今回は僕が考える序盤戦略についてです。具体的な指し方については次回以降ということで。
序盤戦略
「玉を囲うまで穏便に指して激しい展開にしない」
僕の序盤戦略を一言で言ってみました。
玉を囲ってからなら激しく動いてもいいですけど、中途半端な状態で動くのはなるべく避けたいんですよね。
中途半端な玉型だと反動きついです。あと僕絶対ミスするのでそのミスによるダメージを最小限にするためにも玉は堅い方がいいと考えています。
このへんの序盤の考え方については別の記事でも紹介しているのでよろしければそちらも読んでみてください。
横歩取り、角換わり、相掛かりを避ける
逆に言うと序盤から激しくなりやすく玉型が不十分なまま戦いが始まる戦型や戦法は避けたいということになります。
なので横歩取りは問答無用で拒否ですし、角換わりや相掛かりも囲えなくはないけどやはり堅いとはいえない。激しい展開が常にチラついているのも気になります。
それにこれらの相居飛車の戦型はお互いの合意があって初めて成立する戦法であり、相手から拒否された場合の対策も準備しなきゃいけないのでそれも面倒。
そんなわがままな僕が唯一相居飛車で指したいと思えるのは、どちらかが(または双方が)角道を閉じて駒組みをする矢倉系の戦法です。
※ここで言う矢倉系は角道を閉じて角交換を防いだ相居飛車全般の戦法を指します。必ずしも矢倉囲いに組むわけではないです。
矢倉系なら相居飛車の他の戦型に比べて陣形を整備しやすいですし、どちらかが超急戦を仕掛けない限りはお互い囲ってからの戦いになります。
それにゆっくり指したいとは言っても攻めるのは好きなので、ある程度囲ってからガンガン攻める矢倉系の戦型はまさに僕にうってつけです。
居角左美濃急戦や藤森流急戦矢倉、雁木は僕の棋風にマッチします。
特に雁木は角道を閉じさえすればほぼ組めるので、指したくても指しづらい他の相居飛車戦法に比べ経験値を得やすいというメリットがあります。
相振り飛車も嫌、というより指す理由がない
「これじゃ居飛車党って言えないんじゃね?」
って感じですよね(笑)
相居飛車が嫌なら振り飛車メインで指せよって本当に思います。
振り飛車なら居飛車と違い自分が指したい戦型にほぼ誘導できますし、角道を閉じるノーマル振り飛車であれば乱戦になりにくいので玉をしっかり囲って戦いに備えることが可能です。
いやもうね、まさに自分の棋風にぴったしなんですよね、振り飛車って。
ただ、だからと言って純粋振り飛車党になれない理由があります。
それは、相振り飛車が嫌だということ。
これは声を大きくして言いたい。
相振り飛車が嫌なんじゃー!
ウアァァァァァァ!
何度か相振りを指したことはあるのですが勝率が低すぎてもう指す気にならないんですよね。
「相振りは居飛車の相矢倉と似たような感覚」
という言葉をどこかで見たような気がしますがあれは絶対嘘。信じられない(笑)
それに何度も言っていますが対抗型なら居飛車振り飛車どちらを持ってもいいんですよ。
なもんだから相手が振り飛車ならこちらは居飛車を選択すれば自然と対抗型になる。というわけでそもそも相振りにする理由がない。
それに僕、相振り飛車との決別の儀式として相振り関連の定跡書はブックオフに持って行きましたしね。今更相振りの本を再購入するのはちょっと気が引けます。
さようなら、戸辺流なんでも三間飛車。こんにちは、三間飛車新時代。
まとめ
少し長くなりましたが要するに、対抗型を志向しつつ展開次第では相居飛車。そして序盤はなるべく穏便に済まして囲ってから戦いたいというわけです。
なので戦法を選択する際はこれら条件を満たせる戦法を選択し、うまくその戦法に誘導できるよう序盤の駒組みを進める必要があります。
次回以降はそれを実現させるための具体的な序盤の指し方を紹介します。
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