最近、相居飛車戦で早繰り銀をよく指します。
「極限早繰り銀」っていう戦法の影響なんですけど、これが楽しいのなんのって。
本買え!ハマるからマジで(笑)
で、この戦法をメインにしてふと思ったことがあります。
それは…
「相居飛車の定跡の勉強を少なくしたいなら、極限早繰り銀一択でよくね?」
です。
とりあえずこの本一冊で抑えられると。
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そうです極論ですよ、ええ。
でも僕自身現在相居飛車戦は早繰り銀で戦うことが多いですし、それで何とかなっているというのもまた事実です。
もちろん相手の指し方次第で別の将棋になることもありますが、大体の場合において早繰り銀でいけます。
そうなってくると先ほどの考えが浮かんでくるのも自然でしょう。
というわけで今回はそのことについて僕なりの考えを紹介していきますね。
目次
早繰り銀とは?
早繰り銀とは一体どういう戦法なのか?先にそこをちょこっと説明します。
まず右の銀を4六の地点に移動させます。この4六の地点に銀を配置することを早繰り銀と言います。
ちなみに5六なら腰掛け銀、2六なら棒銀です。
1図から数手進んで2図、ここから▲3五歩(2図)と仕掛けます。
2図以下、△同歩▲同銀△5四歩▲3四歩(3図)と後手の角頭を攻めていきます。
3図以下後手は角を歩で取られてしまってはまずいので、△4二角~△6四角で飛車のコビンを狙ったり、△8八角成と角を交換して狙われてる角を捌く手が考えられますが、そのどちらにも先手は十分対応できます。
とまぁ細かい定跡は置いといて、ここで覚えて欲しいのは、「早繰り銀は4六の銀を拠点に▲3五歩からの仕掛けを狙う」ということです。
もちろん局面によっては5筋から動くこともあるけど、基本的には3筋からの攻めを狙います。
以上、超ざっくりな早繰り銀講座でしたーー!
詳しくはググるか本買ってください(笑)
極限早繰り銀一択の理由
はい、ここからが今回の記事のメインです。ちょっと長くなるかもしれませんが、ブラウザバックせずに付き合ってくださいね。
なぜ極限早繰り銀一択で良いと思ったのか、その理由がこちらになります。
・得意戦法にしやすい
・似たような形に誘導しやすい
・ほとんどの戦法で使える万能戦法
・棒銀や右四間飛車よりも使える場面が多い
ではこちら、1つずつ紹介していきますね!
得意戦法にしやすい
よくある将棋の上達法に「得意戦法を持とう」というのがあります。
得意戦法があった方がその戦法になった場合に力を発揮しやすいですし、何より自信がある戦法ならそれだけで心理的に指しやすさや安心感があります。
ただ、得意戦法にするにはその戦法を何度も指す必要があります。
何度も指すことでその戦法特有の勝ちパターンや負けパターンを知ることができますし、覚えた定跡を単なる知識でなく実戦で使える状態にまでレベルアップすることができるからです。
相居飛車の戦法は相手の合意があって成立する場合が多いですが、極限早繰り銀は他の相居飛車戦に比べ自分から誘導しやすいのが特徴です。
なのでその分経験値を得やすいんですね。
結果、得意戦法にしやすいというわけです。
似たような形に誘導しやすい
先ほどの得意戦法にしやすいという部分とも繋がるのですが、相手が奇襲戦法含みの変なことさえしなければ常に似たような形に誘導することができます。
しかも先手後手関係なくです。
ではちょっと手順を説明しますね。
まず先手番の場合から。
初手より、▲2六歩△3四歩▲2五歩△3三角で4図。
先手は飛車先をズンズン伸ばします。後手は飛車先の歩交換を防ぐために△3三角とするのが自然なところ。
一応△3三角以外にも△4四角や△3二銀という手がありますが、圧倒的少数派なので最初のうちはあまり気にしない方が精神衛生上安心です。
やられたら天然記念物に遭遇したと思いましょう。
4図以下、▲7六歩△2二銀▲4八銀△3二金▲3六歩△8四歩▲3七銀△8五歩▲7八金△8六歩▲同歩△同飛▲4六銀で5図。
後手の飛車先交換の間に早繰り銀にして着々と攻めの形を作っていきます。後は機を見て▲3五歩の仕掛けを決行します。
ただ、早繰り銀は居玉で攻めると王手飛車のラインが常に付きまとって危険なので、▲6九玉や▲6八玉と居玉を避けてから仕掛けたほうが安全です。
では次、後手番の時ですね。
初手より、▲7六歩△8四歩▲2六歩△8五歩▲7七角△3二金▲7八金△3四歩▲8八銀で6図。
先手は角換わりを目指した駒組みです。
角換わりに自信があるなら6図で△8八角成としてもいいんですが、この戦型を先手が選ぶということは得意戦法にしているとも考えられます。
実は僕、角換わりはよくわからないんですよね。避けられるならできれば避けたい戦法です。
居飛車党のくせに角換わり避けたいって「それなら振り飛車指せよ」って言われそうですが、それでもなんとか居飛車を指したいんですよ。
「角換わりになりそうだけど、それを拒否してなんとか別の相居飛車戦に持ち込みたい!」
ってのが本音です。
なので6図では角交換せずに△6二銀(7図)とします。
一応この7図で先手から角交換して無理やり角換わり戦に持ち込む手段があります。
ただ、それだと先手は▲7七角と一度角を動かしてからの角交換で2手損することになり、先手番でありながら後手番一手損角換わりをやることになります。
いくら角換わり好きでもこれをやる人は滅多にいないでしょう。先手としてもさすがに選びづらいので角交換せずに駒組みを進めるのが自然です。
7図以下、▲2五歩△7四歩▲2四歩△同歩▲同飛△7三銀で8図。
ここから先手が▲3四飛と横歩を取ったり飛車を引く手などが考えられますが、後手はそのどちらにも早繰り銀の形を作って互角に戦えます。詳しくは本読んで(まだ勧めるww)
いかがでしょう。
これなら角換わりが苦手でも堂々と2手目△8四歩が出来るというわけです。マジ凄くね?
ほとんどの戦型で使える万能戦法
早繰り銀は横歩取り以外の相居飛車全般で使うことができます。
一応横歩取りでも使えないことはないですが、横歩取りは大駒を打ち込まれる隙を無くすため基本的に金銀4枚は自陣で低く構えて囲いに用いることが多いです。
というか極限早繰り銀の場合、序盤早々▲2五歩と飛車先を突き越すのでそもそも横歩取りにはなりません。なので実質相居飛車になればほぼ早繰り銀にできます。
また、対振り飛車戦においても早繰り銀による▲3五歩の攻めはあり、ゴキゲン中飛車に対する超速なんかはまさにそれです。
このように様々な戦型において登場する機会の多い戦法なので、攻め筋を知っておくとそれだけで応用の利く場面が増えます。
棒銀や右四間飛車じゃダメなの?
棒銀や右四間飛車も初心者にオススメされる戦法として定番ですね。
ただ、棒銀は右銀が遊び駒になりやすく、そのまま取り残されてしまうのはほぼ負けパターンなんですよね。
対して早繰り銀は棒銀よりも銀が中央に近い場所にあるので、たとえ3筋からの攻めに使えなくても5筋から動いたり守り駒として使うなどの立て直しが棒銀よりも簡単です。
右四間飛車は攻めが強力で決まった時の破壊力たるや本当に恐ろしいものがあります。
しかし、基本的に相手が△4四歩(▲6六歩)とした場合に有効な戦法なので、角道を開けっ放しする相手には指しづらい部分があります。
場合によっては右四間飛車を諦めざるを得ないこともあるでしょう。
でも早繰り銀は角道が開いていようが閉じていようが関係なく使えます。
つまり、使えるケースが右四間飛車よりも多く、学んだ定跡を使う場面に出くわしやすいというメリットが右四間飛車以上にあります。
別に棒銀と右四間飛車がダメというわけじゃないですが、以上のことを踏まえて戦法を1つに絞るということを考えると早繰り銀の方が優秀だと僕は考えてます。
(指しこなすのが簡単とは言ってないよ)
真っ先に押さえるべし!
はい、以上が僕が思う極限早繰り銀一択の理由です。
色々と異論はあると思いますが、相居飛車戦において横歩取りや複雑な角換わり腰掛け銀よりもこの戦法を先に覚える方が圧倒的に序盤の戦型選択は楽になります。
だってこれさえ覚えれば無理に横歩を取る必要もないし、角換わりは完全に避けれるわけではないですが、なったとしてもこちらが手得した状態で角換わりになるので相手としてはやりにくいはずです。
流行中の雁木に対しても使えるし、相掛かり戦でも使えるなんて本当万能すぎる。
対雁木と相掛かりも本に載ってるぞ!(まだまだ勧めるww)
あと、自分は指さないにしても誘導のしやすさや駒組みのわかりやすから相手が使う可能性はかなり高いので、対策という意味でもやはり押さえておくべき戦法の一つではないかと思います。
というわけで結論、相居飛車はとりあえず極限早繰り銀一択で良し!
もちろん余裕が出てきたら角交換するし横歩も取るよ。予定は未定だけど(笑)
コメント
はじめまして、参考にさせていただいてます。右四間飛車も採り上げてほしいです。
コメントありがとうございます。
最近環境が変わったのでブログ更新が滞っていますが、右四間飛車も必ず取り上げますのでご安心を!
それまでちょっとだけ待っててくださいね^^