初手▲5六歩からの先手中飛車への対策法を中飛車党である僕が考えてみました。
自分自身の首を絞めるようですが、後手番になったときに初手▲5六歩とされることが最近多いので、それへの対策です。
これで初手▲5六歩からの中飛車は怖くないぜーー!
先手中飛車対策3つのポイント
ではでは早速、僕なりの対策法を紹介しますね。
ポイントは以下の3つです。
1.▲5六歩に対しすぐ飛車先を決めない
2.居飛車で指す
3.とりあえず穴熊
では、ひとつずつ紹介します。
1.▲5六歩に対しすぐ飛車先を決めない
▲5六歩に対する後手の指し手はいくつかありますが、代表的なのは角道を開ける△3四歩か、すぐに飛車先を決める△8四歩~△8五歩です。
どちらを選んでも形勢的には全然問題ないのですが、僕は△3四歩とすることが多いです。
その理由はズバリ・・・
相手の戦型を中飛車に限定するためです!
△3四歩とすれば先手の次の手はほぼ▲5八飛です。これ以外見たことないです。ここで▲2六歩などとする人がいたら多分変態です(笑)
2手目に△3四歩とすることで先手に中飛車を決めさせることが出来るんですね。コレが重要です。
△8四歩~△8五歩と飛車先を決めてしまうという手も有力ですが、この場合だと先手に向かい飛車にする変化を与えてしまいます。
いわゆる「角道オープン向かい飛車」という戦法です。
飛車先を早く決めると中飛車だけでなくこの向かい飛車への対策も用意しなきゃいけません。それだとカバーする対策の量が多くなってしまうので大変です。
先手の形を中飛車に限定できれば、覚える定跡の量を少なくすることが出来るので効率が良いです。
これが先に角道を開ける理由です。
2.居飛車で指す
中飛車に対しては居飛車で指します。僕は振り飛車相手には居飛車で指すことが多いです。
理由は2つ。
1つ目は僕が中飛車の定跡を勉強するときは対居飛車の定跡を勉強することの方が多いので知識面からして居飛車を持ったほうがやりやすい。
2つ目は単純に相振り飛車がイマイチわからないからです。(笑)
それに相振りを狙ったとしても中飛車左穴熊という振り飛車なのか居飛車なのかよくわからない戦法が立ちはだかっていますからね。知識の乏しい相振りに加え左穴熊の対策も立てるとなると結構大変です。
ただ、力戦模様に持ち込むという狙いであれば居飛車よりもまだ定跡があまり整備されてない振り飛車の方がいいと思います。こればかりは好みの問題ですね。
3.とりあえず穴熊
戦型を居飛車に決めたら今度は玉をひたすら固めることに専念します。そう、穴熊です。
中飛車に対する穴熊は受け一方の展開になることがありますが、やはり玉が堅いと終盤安心です。
中飛車の捌きさえ抑えれば玉の堅さをバックにガンガン攻めれるので、それまではなんとか頑張りましょう。
って、中飛車の捌きを抑えるのが難しいですけどね(苦笑)
「後手番なので我慢我慢・・・」という感じで辛抱することが大事な戦型といえます。
あと、たまに急戦で挑むことがありますが、やはり対ゴキゲン中飛車に比べ一手の差が大きいのと玉の堅さの差で攻略するのは難しい印象です。
ただ、研究さえしていれば24のような時間の短い将棋では有力だと思います。短時間で最善の手を指すのはかなり難しいですからね。
僕はその研究が面倒なのでとりあえず穴熊なわけです(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
以上が僕なりの先手中飛車に対する今のところの対策です。
要するに一言で言うと「穴熊で頑張る」ということです。
ちなみに先手中飛車に対する僕の24での将棋があります。
「な、なんとか勝った・・・」
という将棋でちょっと恥ずかしいんですけど(笑)
追記(2016年5月17日)
この記事では僕が中飛車党だということを言っていますが、現在は先手でも後手でも飛車先の歩を突く居飛車党です。振り飛車はたまに指す程度です。
なんとなく居飛車を指してみたら意外とうまく出来たので、それがクセになりついには居飛車党転身ってやつですね。
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