僕は今居飛車をメインに指しています。先手だろうが後手だろうが構わず飛車先の歩を突く居飛車党です。
振り飛車を指していた頃はまさか自分が2手目に△8四歩とするはずないと思っていましたが、指してみるとそれはそれで楽しいものです。やってみなきゃわかんないですね。
最近改めて感じたことですが居飛車って振り飛車に比べて抑えておくべき戦型が多く、しかも自分の指したい戦法に誘導しにくいので定跡を勉強してもその戦型になる確率が低いんですよね。
なのでやっと遭遇したかと思えば既にその定跡は忘却の彼方へ。
「ちっくしょー!俺の頭もう少ししっかりしろよ!」
で、もう一度定跡書を読み直すもその戦型にならず次第に記憶が薄れ・・・以下ループ。
このパターンは多くの居飛車党が経験しているかと思います。振り飛車党もかな?
僕は前日読んだ定跡書の内容さえ怪しいので日常茶飯事です。(笑えねぇ)
でもいざ実戦となるとそんな序盤の知識なんかよりも終盤の力の方がめちゃくちゃ重要になるんですよね。
横歩取りのように研究重視の将棋は別ですが、対抗型や矢倉なんかは序盤悪くても中終盤の力次第で逆転は十分可能です。
プロレベルの場合は序盤のわずかな差が勝敗に強く影響しますが、それでも終盤で逆転が生じることがあります。プロでさえそうなのですからアマチュアが序盤で築いた有利を維持したまま勝ちきるのは至難の技と言えるでしょう。
そもそもプロは終盤が強くて当たり前で、よほどのことでない限りミスはしません。そういた理由から終盤で差をつけるのが難しいので、序盤の知識面で少しでもリードを保つのが重要になってくるのです。
つまり終盤の力があってこそ序盤の知識が活きるというわけ。
僕のように将棋倶楽部24で12級あたりをウロウロしているような人は詰将棋や必至問題を解きまくって終盤を鍛えるのが他を差し置いてでもやるべきことなのです。
だからと言って序盤の勉強が全く必要ないわけじゃないですよ!序盤にあまりにも差をつけられてしまっては逆転なんて絶望的ですので。
「悪くならない程度の序盤力」は最低限必要です。
ただ、序盤に関してはある程度パターン化できるので、同じパターンで指して勉強する範囲を絞れば終盤強化に勉強時間を使えます。
例えば対振り飛車は急戦オンリーで指す。横歩は取らない。無理やり角交換して角換わり戦に持ち込む。角道を止める相手には右四間で指す。
こんな感じで指す戦法と指さない戦法を決めておけば序盤の勉強を少なくする事が出来ます。この点に関しては居飛車よりも振り飛車の方が比較的楽かもしれませんね。
コメント