将棋は終盤力が大事ですよね。
序中盤有利になっても終盤が弱けりゃ相手玉を捕らえることはできません。
今回はそんな終盤力アップに役立つおすすめの本を紹介します!
終盤力アップに是非一冊
僕が実際に読んで一番終盤の強化に役立ったと思える本がこの本。
金子タカシさんの「寄せの手筋200」です!
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内容をさっと軽く説明しますね。
この本では実戦に役立つ基本的な必至問題を200問扱っています。
待てよ、何問かは必至じゃなく詰将棋問題もあったかな。多分。
はい、以上。
以上って・・・はやっ(笑)
まぁ、内容だけを紹介するとそれだけなんですよね。
でもこの本を集中して取り組むと劇的に終盤力が向上します。もはやドーピングでしょう(笑)
将棋は終盤力がないと序中盤どれだけ優勢を築いても勝つのは難しいです。逆に言うとこの終盤力が強ければ逆転だって可能です。
あ、必至というのは「次に必ず詰む状態」のことを言います。
詰将棋は最初から詰ます順がありますが、必至問題は最初から詰むということはありません。次に詰む状態と相手の受けも考える必要があるので、必至を掛けた後の詰み手順が見えないと問題は解けません。
算数で言うと詰将棋が掛け算で、必至問題がその掛け算を使って面積を求めるといったところでしょうか。
難易度的には一般的に必至問題の方が詰将棋よりも難しいので、この本に挑戦するには最低でも「3手詰めハンドブック」を30分以内で一周できるくらいの実力がないと厳しいです。
ちなみに僕は高橋道夫さんの「5手詰将棋」が解けるようになってから取り組みました。
それでも必至問題は難しいと感じましたね。
僕なりの取り組み方
どのように「寄せの手筋200」に取り組めばいいのか?
ここでは実際に僕がやった方法を紹介します。
上達法の参考にでもしてください。
まず、僕は基本的に考えるということはせず、形や手筋を覚えることを中心に取り組みました。
問題を見たらすぐページをめくって答えを確認し、実際に将棋盤を使って並べる。そして納得。
「へ~、こんな筋があるんだなぁ~。将棋っておもしれ~。」
ってな感じでね(笑)
最初のうちはこれを何度か繰り返していました。
そしてある程度慣れてきたらドリル形式でガンガン解くのみ。
これも答えが分からなかったらすぐに確認し、すぐさま次の問題へという感じです。
考える時間は最高でも3分くらいで短時間で量をこなすことを意識しています。
なぜこのように取り組んでいるのかというと、考えなくても直感的に指し手が浮かぶようになるためです。
実戦で終盤になると持ち時間が少ない中で指すことが多くなるので、ハッキリ言って考えて指す時間はほとんどありません。
時間が短い将棋では「考えればわかる」よりも「考えなくてもわかる」の方が圧倒的有利なんですね。
「1足す1は?」って質問されたときってわざわざ頭の中で計算しないと思います。すぐに「2」という答えが浮かびますよね。
極端に言えば目指すはその領域です。
それには同じ問題を何度も解くのが重要かなって思うわけです。
ちなみにこの勉強法ですが、寄せの手筋200だけでなくほかの本でも使えます。問題数が多めの本をお持ちの場合はぜひやってみてください。
ちなみに今手元にある寄せの手筋200を読んでみたところ解けない問題が普通にありました。まだまだ勉強不足のようですね(苦笑)
繰り返し読んで終盤力の底上げをしなくては!
ってなわけで今回はこの辺でーー。
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