将棋の駒で一番弱いとされる歩。この歩で敵玉を討ち取れたらなんとなくカッコイイ感じしませんか?
あれ?しない?僕はカッコイイと感じるのですが・・・まぁいいや(笑)
ただ、この歩を使って敵玉を詰ますのは注意が必要!なぜなら敵玉を歩で詰ました瞬間に反則負けになる場合があるからです。
そう、打ち歩詰めですね。
しかし歩で詰ましても反則にならない場合があるのです。
今回はその反則にならない「歩での詰まし方」について説明します。
盤上の歩を使え!突き歩詰めだ!
将棋は相手の玉を詰ませば勝ちなのですが、それを持ち駒の歩でやると打ち歩詰めで反則となります。
この打ち歩詰めについては別の記事で解説しているのでそちらを参考にしてください。
今回紹介するのは打ち歩詰めとは違い反則にならない方法。
突き歩詰めです!
ではざっくり説明しますね。
突き歩詰めとは、盤上の歩を使って相手玉を詰ますことです。
「盤上の歩」がポイントですよ!
打ち歩詰めとの違いは盤上の歩で詰ますか持ち駒の歩で詰ますか、それだけです。
突き歩詰めの例
どういう状態が突き歩詰めなのか?局面図で確認しましょう!
こちらの1図をご覧ください。
ここで▲1四歩とすれば詰みですね。盤上の歩を使って詰ましているので突き歩詰めとなります。
ちなみに間違えて▲1四竜とすると△2二玉と逃げられて詰まなくなってしまうので注意です。
では次、こちらの2図をご覧ください。
これも先ほどと同じく▲1四歩とすれば詰みとなります。
打ち歩詰めのポイントとして相手玉の後ろに逃げ道がないことが挙げられます。1図も2図も後ろに逃げ道がないです。
このように玉の後ろに逃げ道がない場合は突き歩詰めが生じやく、実戦では居飛車対振り飛車で相手玉が上部に逃げ出したときに遭遇する事が多いです。
コメント